5月22日、高橋ちづ子衆議院議員を迎えて、国政・県政・市政報告会を開催しました。

浪岡会場では天内市議が、青森会場では村川、万徳、赤平各市議とともに、10月の市議選で挑戦する2人の新人(そうま純子さんと山田ちさとさん)もごあいさつしました。

私の原稿を紹介します。

みなさん、こんにちは。今日はご参加いただきありがとうございます。

県会議員のよしまた洋です。

県議会に送っていただき3年が経ちました。

右も左も分からないところからはじまった議員生活ですが、大事にしてきたことの一つは、現場の声をよく聞くことです。コロナ禍のもとで、商店街や飲食店などを一軒一軒訪問し、業者支援制度のご案内を繰り返しながら声を聞き、その実情を突き付けてコロナ支援金の拡充を求めてきました。

もう一つ大事にしてきたのは、高橋ちづ子衆議院議員をはじめとした国会論戦や党市議団の論戦からよく学ぶことです。質問の角度や材料など多くのことを学ばしてもらっています。

県議会は自民党が圧倒的多数を占めていますが、そのなかでも、いくつか手ごたえに感じていることを二つ紹介します。

一つは、さまざまな論戦を通じて、前向きな変化が生まれているということです。

医療的ケア児への支援体制や流域治水について、関係者から話を聞き質問を続けましたが、期せずしてそれぞれ法律が成立し、県が新たな姿勢でとりくむように変化しています。

手話言語条例の制定も画期的でした。私がはじめての一般質問でとりあげたときは、意思疎通条例の制定にとどまる流れでしたが、手話は言語であることを正面から認める別個の条例の制定を、と提起したことが、事態を動かす上でいくばくかの力になったのなら、嬉しい限りです。

校則問題は、大きな変化の過程にあります。

国も県も、人権の視点から校則を見直すことを通知しました。昨年9月の議会で教育長は、自尊感情を損なう指導はむしろマイナスだ、ということも言いました。問題は、こうした言明が現場で貫かれているかどうかです。

私は県内すべての公立高校の校則を開示請求して入手して読みました。ツーブロックの禁止や、髪の毛を結ぶゴムの色、下着の色・柄の指定など、事細かな規制が連なっています。ストッキングの網目の粗さまで決まっているところがあり、びっくりしました。「服装の乱れは心の乱れ」と書かれている校則もあります。こうしたことに、子どもたちも先生方も気を配っていたら、息が詰まると思うんです。子どもの権利を大事にし、生徒の主体性を発揮した校則改革が進むようにがんばります。

もう一つ報告したいのは、県議会でもこの間、党派を超えた共同がはじまっていることです。

2月には、まん延防止等重点措置を全県にひろげることを、共産・立民・県民主役の会の3会派で県に申し入れました。浪岡高校存続については、青森市選出の3県議――私、鹿内さん、渋谷さんで申し入れを行いました。

3月議会では、ロシアのウクライナ侵略に抗議する決議が全会一致で可決されました。国会での同様の動きを受けたものですが、先制攻撃と核による威嚇を繰り返すロシアを断罪する意思を県議会全体があげたことは、大きな意味をもつと思います。

 これらのほかにも、子育て支援、原発・核燃問題、再エネの促進など、こだわってとりくんできた課題は多いのですが、県民の運動や声を重ねて、実現を迫っていきたいと思います。引き続き頑張りぬく決意を述べて、報告とします。

憲法とくらしを破壊する翼賛体制を許さない参院選が目の前です。平和を創出するために9条を生かした外交戦略を。生活危機からくらしを守るために、一人ひとりに優しい経済を。がんばりぬきます。

ありがとうございました。

青森会場でごあいさつをする、よしまた県議