志位委員長がBSの番組に出演した様子を、「しんぶん赤旗」2018年11月22日付で読みました。
コメンテーターの堤伸輔氏が、日本共産党綱領で使われている言葉を数えたそうです。
「たたかう」12回。
「たたかい」6回。
「闘争」6回。
“なんと猛々しいのか”と、近づき難いイメージだという趣旨なのかもしれません。
「たたかう」という言葉の語感に対し、私は違和感をもったことはないんですが、そういう受け取り方もあるんだなと思った次第。人によっては、「暴力革命」なんていう無関係な命題を思い起こすのかもしれません。
綱領のなかの言葉づかいはともかく、普段何気なく使っている言葉のイメージもよく考えないとな、と気づかされました。

ただ、ここで注目したいのは、堤氏のこの提起に対して、志位さんが次のように答えたことです。

「たたかう」というのは、私たちのいわばアイデンティティーなんですよ。世の中の矛盾、国民を苦しめるもろもろな問題があります。それと正面からたたかってこそ歴史は進歩するというのが、私たちのいわばアイデンティティーです。

国民を苦しめるもろもろの問題と正面からたたかうことが、歴史を動かし進歩させる。
志位さんが「アイデンティティー」と言っている意味は深いと思います。

たとえば青森市政でも「たたかい」が歴史をつくってきました。
2015年3月議会。
子ども医療費無料化が中学卒業までの拡充が決まった瞬間は、「市民と一緒に勝ち取った」というのが実感でした。市長がこれを提案し、自民・公明がこれを妨害しようとし、それを跳ね返すために共産党が署名にとりくみ、市民の協力が急速にひろがり、市議会の力関係が変わる――「たたかい」という単語一つに含まれる紆余曲折は、社会を動かすあれこれの動向をつらぬく「いい政治をつくろう」という思いが込められています。
青森市の子育て支援にとって、このときの紆余曲折の結果は、進歩であったといえるでしょう。

話はかわりますが、最近、『給食の歴史』( 藤原辰史著)という岩波新書を読みました。
これがとにかく面白かった。
学校給食の今日の到達は、戦争と災害の惨禍から抜け出す過程での日米政府のさまざまな思惑があり、世界各国での実践や「子どもたちを大事に」と思う国民や官僚の動向が様々な要因となって形作られているということです。国民の運動が大きな動力だったと描かれています。
子どもの貧困をなくすためにも、学校教育を通じて健全な子どもの成長をつくるためにも、たたかいの歴史が給食の歴史に刻まれていることを学びました。

青森市でこの歴史をどう引き継ぐのか、青森県ではどうするのか。
青森市で学校給食無償化への一歩をすすみましょう。
青森県がこれを後押しする政治を開始しましょう。
これまでの学校給食の歴史がそうであったように、こうした進歩をつくるためには国民の運動が不可欠です。「たたかいこそアイデンティティー」と胸をはれる日本共産党の一員として、市民・県民とともにたたかっていきます。