先日、息子の野球部の親の会の懇親会で、「中締め」を頼まれました。
政治演説はそれなりに経験をしてきたつもりですが、宴席でのあいさつはほぼ初体験。
「僭越ながら…」なんていうお決まりのセリフも、やっとの思いで発する始末です。
いろいろ悩んだあげく、その日の公式戦で負けたチーム事情を考え、「敗戦から学ぶものこそ、真の勝者になれる。子どもたちの明日からの成長が楽しみで仕方ない」という話をしました。

実はもう一つ、次のような案があったんです。

「私は街頭で、『この夏の1票は政治を変える1票』と訴えています。子どもたちは1球がつくりだす一瞬のために、青春のすべてを費やしています。その一瞬が、できれば輝かしいものであってほしいと願うわけですが、輝きの度合いはどうであれ、親として、その一瞬のためにがんばる子どもたちを応援し続けたいと思います」

この案は、なんか酒の席ではくどいかな、と思ってやめました。

「この夏の1票は政治をかえる1票」

衆院北海道5区補選の結果をみて、その思いをますます強くしました。

死去した自民・大物議員の後を選ぶ「弔い合戦」(日本経済新聞の社説)であり、「同党が本来、最も得意とする選挙戦のはず」(同上)でした。それがフタをあけたら、自民党公認候補が勝利したものの、野党統一候補の池田まきさんが大接戦を演じたわけです。
無党派層の7割が池田さんに投票した、という出口調査もあります。
最後は自民党が僅差で上回ったわけですが、これまでは「圧勝」だった自民党が、「苦戦」(同上)に追い込まれたわけです。

いま、夏の参議院選挙に向けて、32の1人区のうち、18選挙区まで野党統一候補が誕生しました。
憲法違反の安保法制を廃止して、立憲主義をとりもどす──この大義に立った大同団結がひろがっています。
自民党や公明党からは、「野合だ」という批判はありますが、私たちが大同団結の旗に掲げた「安保法制」を擁護する「丁寧な説明」は寡聞にして知りません。彼らが「野合だ」というたびに、安保法制=戦争法を争点にされることがよほど嫌なんだろうな、と思わされます。

安保法制廃止に是か非かが鋭く問われる参議院選挙です。
多くの1人区で、自民党・公明党を上回るための野党の挑戦がスタートしました。
北海道では、それを可能とする手がかりをいくつも教えてくれました。

まさに、
「1票で政治がかわる」
そんな夏を迎えようとしています。

暑い夏はもうすぐそこです。